ミク
併せて、自己肯定感との違いもご紹介するね。
子供の自尊心を傷つける言葉は何⁈そもそもの意味を調べてみた
子育てをしていく中で「自尊心」というワードを目にしたことがありませんか? 育児書には、子供を叱る時は、その「自尊心」を傷つけてはいけないと書かれています。 確かに子供の自尊心を傷つけてはいけないことは分かります。 しかし、どのような言葉が傷つく言葉になるのでしょうか。ミク
これ、私がずっと気になってたことなんです。
自尊心を傷つける言葉 = 子供の人格を否定する言葉
子供といっても、一人の人間です。
その人格を否定する言葉が自尊心を傷つける言葉となります。
言葉は以下の通りです。
(●●は子供の名前です。)
上記の言葉は、自分が子育てをしていく中で、イライラした時に出てきそうな言葉ではないでしょうか。
ミク
私、似たような言葉を使っていました。
自尊心の意味
国語辞典で言葉を調べてみると、以下のように書かれています。
簡単に言うと、「自分のことを大切にする気持ち」になります。
自分の考えや行動、言葉に対して自信を持ったり、他人からの干渉をNOとする態度です。
ミク
例えば、お友達に悪いことをしようと誘われても、自分が正しくないと思えば断れる心ですね。
そう思うと、子供の自尊心を傷つけるということは、自分がされて嫌なことを子供にしていることになるということです。
子供に自尊心を傷つけるような言葉を言ってしまった後の対処法
先ほど、自尊心は子供の人格や品位を否定することでしたが、そのワードには「下の子はできるのにどうしてできないの?」や「○○する子は大っ嫌い」という内容がありました。 自尊心を傷つけたらいけないと分かっていても、言ってしまう時って必ず出てくると思います。 子育て・家事・仕事があるとイライラして突発的に発してしまう時があると思うのです。 そんな時、どのように子供に接せると良いのでしょうか。 恐らく子供は、自尊心を傷つけれられて泣いているのではないでしょうか。 泣いていなくても、心は傷ついています。まずは子供に優しく寄り添ってあげることが大切です。
ミク
子供には、悪い事をした時は「ごめんなさい」と謝るように言うように、自分も悪いことをしたと思うなら、相手が子供でも謝ることが大切になります。
【子供の接し方】
・子供に寄り添いながら、どんな気持ちになったのか、子供の気持ちを受けて止めてあげる
・全く違う話をしたとしても、寄り添うことが大切
「子供が暴れている」
このような場合は、すぐに子供に謝るようにして、それでも治まらない場合は、落ち着くのを見守ってみてください。
子供が暴れるということは、お母さんを叩くかもしれません。
もし、叩かれたとしても「痛いよ」と言って、距離を取って見守ってみて下さいね。
手に負えないからと、子供から離れてどこかに行ってしまうと、さらに傷つけてしまう可能性があります。
距離を取ながら見守るということがポイントです。
ミク
そして、落ち着いたころに寄り添って再度、謝って仲直りをしてね。
子供が何も言わないからと安心しない
何も言わないからと言って、自尊心を傷つけるような言葉に対して傷ついていないということはありませんので、何も言わない子供に対しては、代弁することも大切になってきます。
例えばこんな感じです。
「○○と言われて嫌だったよね?」と子供の気持ちを代弁する。
子供が、「うん」とうなずいたら、謝るようにします。
自尊心を傷つけた子供には謝ることが大切
ミク
「大人だから」というプライドは考えないようにしよう!
自尊心と自己肯定感の違いとは?
自尊心の意味や傷つけた場合の対処法は分かりました。 では、子育ての上で自己肯定感という言葉も目にします。 自尊心と同じだとは思っていませんか? 実は違うんですよ。自己肯定感は、自尊心の中に存在する
自己肯定感の意味を見ると下記のようになっています。
- 自分のあり方を評価でき、自分は大切な存在・価値だと感じること
①:他人から評価されることで、自分の価値・人格が大切な存在と感じる
②:自分から評価されることで、自分の価値・人格が大切な存在と感じる
上記が合わさったのが自尊心になります。
自尊心は、他者のことも意識しています。
自己肯定感は上記の②番の意味になります。
ミク
自分に対する評価になりますので、自己肯定感は他者を意識していないんですよ。
自尊心を傷つけられた子供はどう育つのか
最後に自尊心を傷つけられた子供は、その後どのように育つのかを調べてみました。 その結果はこちらです。・自分に自信が持てない
・自分の存在価値を見出せない
・人から評価してもらえないと、安心できずイライラしてしまう
・自分のことを大切にしないのに、人に対して必要以上に尽くす
・自分より弱い立場の人を見て安心する
まとめ
自尊心を傷つけるような言葉は、子育てに追われている時に使ってしまいそうなワードでした。 内容は以下の通りです。・ほんとうに●●はダメな子なんだから。
・下の子はできるのに何でできないの?!
・●●なんて要らない!
・何にもできないの?
・●●みたいな子は大嫌い!
子育ては思い通りにならないのが当たり前ですが、毎日子供と接していると、疲れも出てきてイライラもしてきます。
そういった負の感情が重なった時に上記の言葉を言ってしまいそうになりませんか?
もし、子供の自尊心を傷つけてしまった場合、対処法はというと。
・子供に謝るということ
・子供に寄り添うこと
・暴れる子には距離を取って見守ること
一番大事なのは、子供に素直に謝ることです。
傷ついた心はお母さんのいっぱいの愛情で、上書きをしてあげて下さいね。