「子どもの自尊心を傷つけてはいけない」と言われていますが、そもそも自尊心とは何なのでしょうか?
また、普段使っている言葉が、知らないうちに子どもの自尊心を傷つけているかもしれません。
今回は、自尊心を傷つけるNGワードとその影響、また、それを言ってしまった時の対処法について解説します。
自尊心って何?

自尊心とは「自分を大切に思う気持ち」のこと。
もっと詳しく、自尊心を国語辞典で言葉を調べてみると、以下のように書かれています。
自分をえらいものだと思う気持ち
また、自分の品位・人格を保とうとする気持ち
つまり、自分の考えや行動、言葉に対して自信を持ったり、他人からの干渉をNOとする態度です。
自尊心があるということは、他人に影響されない自信や主体性につながるということです。
逆に、子供の自尊心を傷つけるということは 「自分(子供)の心を大切にする気持ちを」否定することになります。
辞書の意味にある「人格や品位」を否定するということになりかねません。

これを知った時、自分がされたらとても嫌なことだと感じました。そう思うと、子供の自尊心を傷つけるということは、自分がされて嫌なことを子供にしていることになるということです。
この自尊心が傷つくと、以下のような点が見られるようになります。
・自分を否定するようになる
・気持ちを表現できなくなる
・自信を失ったりする
そのため、大人の会話のしかたに注意をしてくださいね。
では、何が子供の自尊心を傷つけるのでしょうか?
子どもの自尊心を傷つけるNGワード
下記のような言葉は、子どもの自尊心を傷つけてしまいます。

「あなたは」とか「子供の名前を言う」ということは、個人を指す言葉です。
上記のように「あなたはダメね」などの言葉は、子どもの主体性を否定してしまいます。
子供と接していると、何度注意しても子供が辞めなかったり、いつも同じことを言っているという場合は、どうしても上記の言葉を言ってしまうかもしれません。
しかし、大人は言い流しただけでも、子どもにとっては深い傷になることもあるので注意してくださいね。

どうしよう💦私は言っていたかも💦💦

自尊心を傷つけてしまったという場合は、その“あと”が大事ですよ。
子供の自尊心を傷つけた、言ってしまったときの対処法

自尊心を傷つけないようにしていても、子育てをしていると言ってしまう時って必ず出てくると思います。
子育て・家事・仕事があるとイライラして突発的に発してしまった時、どのように子供に接せると良いのでしょうか。
恐らく子供は、泣いているのではないでしょうか。
泣いていなくても、心は傷ついています。
まずは子供に優しく寄り添ってあげることが大切です。
そして、涙が落ち着いたころに下記のように接してみてください。
子どもに近づき、気持ちを聞く

「さっきの言葉で傷ついた?」と聞き、感情を聞く
子供に寄り添いながら、どんな気持ちになったのか、子供の気持ちを受けて止めてあげることが大切です。

全く違う話をしたとしても、寄り添うことが大切ですよ。
誠実に詫びる

「あの時はいらいらしていて、ごめんね」
子供には、悪い事をした時は「ごめんなさい」と謝るように教育をしていませんか?
大人もそうです。
自分も悪いことをしたと思うなら、相手が子供でも謝ることが大切になります。
愛情を伝える

「大好きだよ」「ずっと一緒にいるから安心してね」
子供の気持ちを受け止めて謝った後は、しっかりと「大好きだよ」という愛情をちゃんと伝えてあげてくださいね。

ちゃんとしっかりと、謝って愛情も伝えるよ💦

ぜひそうしてください!あと、こんな時は注意してください。
自尊心を傷つけた時の注意点!こんな時はすぐに謝って!

自己肯定感が低い原因に自尊心を傷つけられたからというのも含まれてます。
もし傷つけてしまったと感じたら、子供の感情を受け止めてしっかりとアフターフォローをしてほしいのですが、以下の場合はすぐに謝ってください。
子供が暴れている時
子供が暴れている時は、すぐに子供に謝るようにしてください。
それでも治まらない場合は、落ち着くのを見守ってみてください。
もし叩かれたら?
子供が暴れるということは、お母さんを叩くかもしれません。
もし叩かれたとしても「痛いよ」と言って、距離を取って見守ってみて下さいね。
ただし、子供から離れてどこかに行かないこと。
手に負えないからと、子供から離れてどこかに行ってしまうと、さらに傷つけてしまう可能性があります。
距離を取ながら見守るということがポイントです。
そして、落ち着いたころに寄り添って再度、謝って仲直りをしてくださいね。
子供が何も言わないからと安心しない

何も言わないからと言って、自尊心を傷つけるような言葉を言われて傷ついていないということはありません。
自分だって「○○なんていらない」なんて言われたら哀しいですよね。
ましてや子供となると、傷ついている可能性は高いです。
何も言わない子供に対しては、代弁することも大切にしてあげてください。
例えばこんな感じです。
「○○と言われて嫌だったよね?」と子供の気持ちを代わりに言ってあげてください。
子供が「うん」とうなずいたら、謝るようにします。
おわりに:自尊心を傷つけた⇒仲直りをした後
- 「本当にあなたはダメね」
- 「下の子はできるのになんであなたはできないの?」
- 「何でこんな簡単なこともできないの?」
- 「なんでいつもこんなにのろまなの?」
- 「もういいよ!あなたなんか知らない」
子供の自尊心を傷つける言葉は上記の通りですが、一部になりますので、他にも子供を傷つける言葉はあります。
もし、子供の自尊心を傷つけてしまったと感じた時は、謝ることが大事です。
子育てママさんだって、人間なので間違うことはあります。
誤解して怒ることも何度もあると思います。←私もそうなので💦
誤解してしまった時、子供を傷つけてしまった時、謝ることは大切になってくるんですね。
子供の気持ちを受け入れる⇒誠実に謝る⇒愛情を伝える
上記をポイントに、子供の心を守ってあげてくださいね。
もし暴れている場合は、すぐに謝まることも大事です。
距離をとって落ち着くまで、見守るようにしてくださいね。
・子供に謝るということ
・子供に寄り添うこと
・暴れる子には距離を取って見守ること
これらを大事にしよう!

「大人だから」というプライドは捨てようね!
仲直りをした後は、子供といっぱいコミュニケーションをとろう!
子供と仲直りをした後は、いっぱい子供とコミュニケーションを取って、子供にたくさんの愛情をそそいであげてくださいね。
どれだけ子供のことが好きか、言葉にすると喜んでくれますよ(^^)
自尊心は、子どもの自信や主体性を育てるために必要なもの。
知らないうちに傷つけないように注意していきましょう!

なんだか、泣けてきちゃったよ!ほんと子供との接し方には気を付けるね!

私も今回の記事を書いて、改めて自分の言葉を見直してみます。